静岡の抹茶

消費者がイメージする「おいしいお茶」は、静岡産

消費者がイメージする「おいしいお茶」は、静岡産

日本のお茶の約半分近くを生産する(※1)日本一のお茶生産地、静岡県。お茶はほぼ全域で生産され、各地域の自然環境を生かして煎茶、深蒸し茶、玉露、そして抹茶(碾茶)などが作られています。長い日照時間と温暖な気候によって栽培される高品質のお茶は、「静岡茶」ブランドとして高い評価をいただいており、実際、「おいしいお茶」として思い浮かぶ産地ブランドは?という調査においても、「静岡茶」は圧倒的なブランド力を誇っているのです。(※2)

静岡茶の品質の高さの要因は、今や恵まれた自然環境だけではありません。栽培されたお茶を高品質の「製品」にするための技術や設備環境も、静岡茶の品質を支えているのです。栽培方法、製造技術、工場など、お茶産業を支えるインフラの充実は、日本一の生産地だからこその資産ともいえるでしょう。
「静岡茶」と名乗れるのは、「静岡県内産茶葉を100%使用したもの」だけ。それこそが、栽培から製品化まで一貫して高い品質水準で作られる、静岡茶の誇りなのです。

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抹茶においても高まる、静岡茶ブランド

「静岡茶」は、「宇治茶」と並び「日本2大茶」と称されることもあります。特に高級茶や抹茶としてのブランド力が高い宇治茶ですが、その品質では決して静岡も負けておりません。

古くは江戸時代の初め、徳川家康が駿府城に在城していた頃、宇治と並んで、地元静岡でも抹茶の原料である碾茶が作られており、駿府城に御用茶をおさめていました。お茶会が政治の場として大きな意味を持っていた当時、家康やその周囲の人々は地元産の抹茶も使っていたのですが、家康の死後、駿府の政治的な役割が衰えて抹茶の需要がなくなり、当地での抹茶づくりは、一時、絶えてしまったのです。

その後、200年の時を超えて静岡の抹茶づくりを復興したのが、私たち銘葉でした。現在、静岡産の抹茶といえば、そのほとんどが弊社の製品といっても過言ではありません。弊社の抹茶製品は、京都「宇治」、福岡「八女」と並び全国にその名を知られる日本有数の玉露の産地である「朝比奈」を基点に、地域農業の再生・復興を目標に、抹茶(碾茶)の茶園づくりから始まったのです。何も分からないところからのスタートでしたが、現在では抹茶(碾茶)においても、国内三大産地のひとつにまで成長して参りました。長年にわたって築き上げてきた、生産者の方々との信頼関係こそが、静岡の、そして私たち銘葉の抹茶の品質を支えているのだと自負しております。

さらに、恵まれた自然による品質、生産者の方々との信頼関係だけではなく、現代に適合した生産管理や品質管理も、弊社の抹茶製品の特長です。特に「食の安全・安心」が何よりも問われる現代、銘葉では、すべての茶葉を契約栽培化し、トレーサビリティ(生産履歴の管理・追跡)に対応した原料茶葉の生産体制を整えています。

今後も、独自の徹底した品質管理のもと、絶えず時代が求める製品をお客様にお届けできる企業に成長したいと考えております。

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※1 日本のお茶の約半分近くを生産する国内第一位の生産地
・仕上茶出荷額:197,625百万円(全国シェア63%、第1位)
・茶(生葉・荒茶)産出額:694億円(全国シェア46%、第1位)
・荒茶生産量:44,200トン(全国シェア45%、第1位)
・茶園面積:20,300ヘクタール(全国シェア41%、第1位)
出典:「平成16年産茶生産量統計」(農林水産省関東農政局静岡統計・情報センター)、「平成15年工業統計表 品目編」(経済産業省経済産業政策局調査統計部)

※2「おいしいお茶」として思い浮かぶ産地ブランドは「静岡茶」
・1位「静岡茶」81.5% 2位「宇治茶」54.5% 3位「八女茶」19.7%
出典:「地域加工食品に関するブランド想起調査」(平成16年 電通東日本)